復讐

 

あいつに絶対復讐してやる、あいつらにいつか必ず復讐してやるって思ったのに、なにもできないまま大人になっていくの、いつのまにかそんなちっぽけな復讐なんかどうでもよくなっていくの(それでもあの頃はそこが世界のすべてだったのに)、かなしくてかなしくて、どうしたらいいか分からない。

 

追記

あの頃はまだ、まだ遠い昔ではないけれど、それでもわたしはセーラー服を着ていて、髪の毛はうんと長くて、休み時間には女の子のひそひそ話が聞こえないように本ばかり読んでいた。うんと頭が良くなりたくて勉強ばかりしていた。なにが変わったのか、わからない。悔しくてよく泣くのも変わらない。縋るものが増えたように思うけれど、でもわたしはそれもいつかきっと全部、ひとつずつさよならをして、それができるようになりたい。できないだろう、と思うけれど、でもいつかは、と思いながらずるずる生きてたい。