伸びる日を待つ

 たくさんの人に対して、「会いたいね」が口癖になってしまったここ2年ほど、君の今には今のわたししか会えない、みたいなことを、すっかりすっぽり忘れてしまっていた。勿論立場も職場の事情もあるし、簡単じゃないけど、わたしには会いたい人がいろんなところにたくさんたくさんいて、それがとても幸せだということ、いつでも会いに行ける、行ってしまう自分の気軽さと身軽さが大好きだったことを少し思い出したよ。

 

 生活や環境が変わり続ける中で遠くなってしまった人とは努力しないと関係が続けられなかったり、それでもなかなか会えなかったりするよね、でもそういう努力を怠りたくないなと思った年末です。努力が必要って、なにもマイナスな話に限ったことではないしね。結局自分のためだなとか自己満足の世界だなとかはいろいろあるのだけれど、そんなこと言っていたら、今一緒に(わたしが)居たい人と居ることに、もっともらしい理由が必要みたいで、かなり情けないよね。

 

 本当に心苦しい世の中で、でも、久しぶりに友達に会えたこと、ものすごくうれしかった!泣きたくなるくらいうれしかった!

 

 絶対にとも誓えないし、全部大丈夫になるとも言わないけれど、少しでも好きな人のために何かができる自分でありたいぜ、2021年末。

 

 冬至が過ぎてまた日が一刻一刻と伸びていくのを待つ生活がはじまり、日々じわじわと嬉しいです。寒くなったって平気だよ。嘘です。ちょっと心が折れそうなので極暖ヒートテックを買い足しました。なんだか、待つだけではだめなのだ、と少しずつ思い始めている、いや、気づかないふりをしていたのをやめなきゃなと思い始めている冬です。伸びる日を追いかけて追い越すくらいの気持ちで!やったれ!おれ!