カレンダーをめくったら

 

今のわたしは、祈りが呪いに変わらないか、悲しみが怒りに変わらないか、強さはだれかを攻撃をしてしまわないか、無関心は人を殺さないかがいつも怖い。

 

わたしは誰かのために生きたい、君のため、誰か不特定多数の君のために生きたい、それはあの子でもあるしあの人でもあるしもういないあの人だったり、あいつだったり、もうきっと関わることのない名前も忘れた人だったりする。もちろん家族や好きな人や友達やみんなだね。それが自分の生き方のためになると思っているからかもしれない。

 

22歳になった。やっぱり春からこの町を出ることになった。18歳のとき秋田を出る日も思った、今までなんとなくやんわりと会って話したり遊んだりしていた人とはこれからきっと、なんとなくやんわりと会えなくなっていくんだろうなあ。少しずつ。夢の中の話みたいだ、全部覚えていられるわけもないもんね。なんだかさみしい。でも宝物は増えていくから、大事な脳の作業みたいなものかもしれない。そしたら寝なきゃな。

 

新しい家は今よりも広くて日当たりがいいんだ、それが楽しみです。がんばります。