手帳の書きそびれ

 

短い東京旅行へ行った、新木場サンセットに行くため、東京の友達に会うため。

 

東京に住んでる、同じ高校だった友達で、ほとんどわたしの一目惚れで仲良くなった。すごくいい子で一緒に歩くのが好きだ。待ち合わせのひと駅前の高円寺でひとり降りて散歩しながら喫茶店に向かった。ちょっとごちゃごちゃした朝の呑み屋通りが好きだ、インスタントカメラを持って歩いていたら窓から顔を出してるネコと目があった。

 喫茶店は、その日見るカネコアヤノのMVの撮影場所だったらしい、実際に働いてもいたとか、ほんとか、びっくりした。帰ってきてから知った、素敵な偶然だった。

 

仕事はどう、学校はどう、とか最近どう?とか、最近誰々に会っただとか、今年の夏の話とかしながらキラキラのクリームソーダを飲んでから、動物園に行った。

上野公園、でかかったなあ。動物もたくさんで、ああだこうだ言いながらひたすら歩いて、出るころにはくたくたになっていた。汗だくで、ベンチでふたり仲良く昼寝もしてしまったし、でもたのしかった〜。

 

もうちょっとゆっくりできたらよかった。よく高校から駅に向かう道を話しながら歩いていたの思い出した、また遊びたいなあ。またね。

 

 

 

 友達と別れ新木場に降りたったら、こんどは駅前のコンビニで去年の夏スピッツのために一緒に香川旅行した子にばったり、なんて偶然だ!というか、お互いにやっぱりお前がいたか!と大笑いした。お互いに相変わらずだ。遠くに住んでるけど高校の頃からの付き合いだ、一個下の子で、何故かパイセン呼ばわりされている。偶然が素敵を呼びまくるいい日だなあ。

 

 

 

ライブも最高だった、まちがいなくあの夜世界で1番素敵な場所だったと思う。

 

カネコアヤノのバンドセット、もうさすがカネコアヤノだった。前にラジオで、弾き語りの時とバンドの時との違いを話してくれたのを思い出した。弾き語りの時は自分と向き合う大事な時間、そしてバンドの時はとにかく楽しい!と言った彼女は本当に楽しそうで誰よりも気持ちよさそうだった。真横から見ていたのだけれど、目の周りのキラキラが反射する横顔に思わず見惚れてしまった。鼻の奥がツンとした。

 

スピッツは言うまでもなく最高の最高の最高だった。初めて見たコレクターズやズーカラデルでもご機嫌にダンスしていたはずなのに、スピッツが始まった途端カミナリに打たれたみたいに動けなくなった、かっこいいなあ。たまんないなあ。ほんとたまんない。さすがのスピッツ、持ち曲も多すぎるのでもう何がきてもびびってしまう。わたし生きてて嬉しいな………。草野さんが去年3050ツアーの時言った「せっかく同じ時代に生まれたんだしさ」という言葉を何度も思い出している、それってすごい奇跡だ。大好きな人と同じ時代を生きている、生きている時間を共有している、新たな音楽が生まれたタイミングに立ち会える、それってすごい奇跡だよな。

 

スピッツのドルフィン・ラブをカバーしてくれたコレクターズも本当に良かった。2日目見れなかったけど(死ぬほど悔しい、死ねない)ミツメのプールもそう、スピッツのこと本当に好きじゃないと絶対できない選曲だよなあ。ミツメのプールのこと考えすぎて夏が終われません。