スカーレット

 

きのう朝、初雪が降ったらしい。今年も初雪を見ることができないでしまいました。

去年は11月のはじめにはもう雪が降っていたみたい、今年は冬が来るのが遅いのかな。

とはいえ、北を見ればもう岩手山の頂上には雪が積もり、自転車をこぐと顔が冷たくてぴりぴりする、空もくらい色の日が増えてきたな。

 

冬も好きだなあ、なんだか。冬生まれなもので。

なんにもまわりの音が聴こえなくなるような、脳みそまでぴりぴり麻痺してしまうような寒さとか、モノクロの町とか、首もとに入ってくる雪を諦めて受け入れたりとか、雪がたくさん降った夜の明けきらない杉の木を見てしまったりとか、音かな。冬は音が好きです。クロニクルのStockholmみたいな。

 

ところでわたしが冬を好きな理由には、終わりという意味合いが強いことがあると思います。あくまでわたしの中での意味合いだけれども。1年の終わり、命の終わり、色たちの終わり、終わりという言葉を使わないでひっそりと、まっしろでぜんぶを包むので、冬は案外やさしいのかもしれません。

ただ、冬もどこかで終わり、終わりが終わるって不思議だなあ。終わりが終わってくれるものなんて、季節くらいなもので、だからこそこんなに寒くても東北が好きで、北国への憧れが絶えないのかもしれません。

 

前に、最近のスピッツは終わりのことを歌っているとここに書いたけれど、それでもまったく寂しい気がしないのは、いいや。これはもうすこし考えとこ。

 

冬を楽しめるようにすてきなワンピースを買ったので早くまた雪が降ればいいなあと思います。