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金木犀なんて

 

 

大人は向いていない、と思っていたけれど、なんだかそうでもないらしくて、まだ分からないけど、じゃあ大人とは。

 

大人ってなんだって叫ぶのは簡単だ、と思うけれど、よくよく考えてみたら大人になったって、なんなくたって、なってることにすら気付かなくたって、時間は過ぎるもので、老いるし、知るし、忘れる。いつまでも7歳ではいられないし、14歳でもいられないし、そのうちまた19歳でもいられなくなる。

 

ひとつ、前から思うことは、大きくなるにつれて、幸せの形を変えていかないとだんだん幸せになれなくなっていって、つらいなあと。つらいなあ。なんだこりゃ。どこへいこうかな。

 

幸せになりたい。やさしい家族と、あったかい昼下がりの縁側と、あの白い灯台の下を麦わら帽子でかけまわる夏があれば良かったのに。良かったんだそれで。

幸せになれるかな、なりたいな。たぶんずっとあとででいいから。