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8月

 

 

連絡先や今どこにいるか何をしてるかすらも知らないけれど、どうにか、ずっと元気でどこかで生きていてほしい、出来るなら彼らにとって幸せであるように、と思う人が、いる。

学校に来なくなった、馬鹿みたいに優しい幼馴染と、ずっと一緒だったのに、好きなものすら知らない言えない、いつかは友達になりたかった、お互い傷ついてばかりだった人。

本当は何を言いたかったのか、誰になら言えたのか、私じゃたぶん駄目だったけれど、でも知りたかったどうしても。そんな14年間だった。

たぶん罪悪感からくるものもある。

 

どんなに嫌でも好きでも、どうしても離れることのできない血の線と違って気持ちの線なんて脆いものだけれど、たとえば私が忘れることさえしなければ切れることはきっと無いんだ、死ぬまで。死ぬまで、忘れないだろう手紙は文面まで覚えた。

いつか生きてたらどこかで、会えたらきっと拍子抜けするほどの笑顔で、