たくさんの栞をつくる

平成最後の夏って、誰もが言うけれど、わたしにとってはなんだかばかばかしい事です。わたしがずっとずっと愛していた夏は知らないうちにどんどん匂いを消していくのに、小さな言葉ひとつなんかにこだわってるつもりはない。平成最後の夏、せっかくだからは…

お目目がまんまる

暑いです。6月なのにショートパンツを履いてしまってこれからの夏を憂いているし見た目が完全になんか小学生です。 わりと前からある透明な味つき飲料のたぐい、あれはまやかしだ!と強く強く思っていたので実はヨーグルト味のアレもミルクティー味のアレも…

冷たいレモンと炭酸のやつ

5月が大好きです。晴れが多い季節、雨も嫌いじゃない。花がいっせいに咲き出す季節で雨の日は花の匂いがむわっとするのが好き。特に帰り道の雨は濡れても歩きたい。金魚みたいな、雨に濡れた赤と黄色の花が今年も同じところに咲いていた。 5月に聴きたくなる…

ひとあし長い朝

あたたかい日だった。ざわざわした緑色が目に入ってきてなんだか不思議な気持ちになる。たぎるぜ。風はすこし冷たかったけど気持ちがよかった。昨日が暗くて寒かったせいもあるのかもしれないけれど、夕方、窓から長くなった影と通行人をぼんやり見ながら、…

口笛

海が好きなのに、なんとなくいつも海には届かないなあとか遠い存在だなあとか、とにかく引け目を感じてしまう。 わたしは海に対して特になにか深い思い入れや忘れられない思い出がある訳ではなく、泳げるわけでもなく日にも焼けたくなく、ただ母の実家で寝る…

それでも覗きこむのさ

今年は冬がすごく寒かったので、春の兆しがこんなにもうれしい。 と思っていたら、なんだかまたしとしとの雨はいつの間にか雪に変わっていたり、とけかけの雪道でしっかりすべって転んだりしている。もどかしいなあ、三寒四温というやつかしら。 この町に住…

春の惑星

信念を持つことは素晴らしいけれど、よほどの賢者や芯のある者じゃない限り、信念は他人を攻撃しがちだ。ともすると、思いやりややさしさだって信念のようになって常に何か誰かに押しつけるようになった時、発信しようと思った時、それは時に攻撃をしてしま…

帰り道に考えたこと

脳って容量があるんだろうか。 生まれてから今まで、いくつもいくつも、たくさんの事があって、それらを都合よく覚えたり忘れたりしてきた。 うれしいこともかなしいことも楽しいこともやるせないこともその他こまごまあるけれど、全部覚えていられるだろう…

日曜日

バイトがはやく終わったので「ゴッホ 最期の手紙」という映画を観て帰った。 すごく良かった。 一時期、去年の夏から秋くらいにかけて、映画、テレビ、漫画、小説とかの、音楽以外のコンテンツすべてが吐きそうになってしんどかったのだけど(観る時間無かっ…

小寒

ウボンマね この冬ちゃんと帰って良かった。しゃんとしなきゃと思った。 小学校跡地を歩いたらプールがなくなっていた。竹水鉄砲で遊んだ公民館もなくなっていた。学校帰りによく寄った店は駄菓子を置かなくなっていた。母実家の町へ行ったら白い灯台がなく…

世界ベランダ化計画

冬至から1週間くらい経った。気のせいではなく日が延びたなあと思う。また1年で1番好きな日にひとあしずつ近づいていくのだ。とても嬉しい。 大掃除というわけではないけれど少し要らなくなったものを整理した。ベランダが欲しいベランダが欲しいと常日頃か…

特にオチのないオチの話

最近よく自分が死んだときにお葬式で流してほしい音楽のプレイリストを作っている。 今はまだ死にたくないと思っているけれど、人生において常にドジが致命傷なのでいつ死ぬかわからない。ドジっ子と言うには可愛げがない程度には命に関わるミスが多い。 も…

クリスマス

クリスマスイブ、志村正彦が死んで8年が経った。とはいえフジファブリックを聴き始めたのは高校3年の頃だったので、リアルタイムであの絶望を味わったわけではないけれど、あの時はやっぱり悲しくて家でひとりわんわん泣いた。早いものです。もう少しかなし…

かなしみ

「やさしさ」のちょっとした続き 今は、最近はというと、かなしみについてよく考えている。 なんだってこうもどうしようもないことばかり考えてしまうんだろう。冬だからね。 寒いと俯きがちだし、冬は終わりの季節だし、志村正彦の死んだ季節も冬だった。ど…

やさしさ

今までわたしは「やさしさ」について考えていることが多かったな。やさしくなりたくて。 実家の祖母はわたしのことをよく優しい子だと言って褒めてくれたり友人や親戚に自慢してくれたりしたんだけれど、それはどうだったんだろうか。 「優しい」は「優れる…

今年の

初滑り。 昨日から雪が降って、積もった。昨日は一日中ずっと灰色の空で、雪。昨晩もどさどさ降ってたな。 夜が明けて朝、家を出たらきもちよく晴れて青、下は白で眩しくて、あまりに眩しいので地下道を通る頃には見えるものすべてが緑色でした。ぐらぐらに…

スカーレット

きのう朝、初雪が降ったらしい。今年も初雪を見ることができないでしまいました。 去年は11月のはじめにはもう雪が降っていたみたい、今年は冬が来るのが遅いのかな。 とはいえ、北を見ればもう岩手山の頂上には雪が積もり、自転車をこぐと顔が冷たくてぴり…

最近なんだか思うことは、人目を惹く話をするには、手っ取り早い悪者がいなくてはならないのだということです。 学校、先生、老人、医者、総理大臣、政治、具体的になったけれど、なんでもいいし誰でもいいのです。みんなから疎まれる要素のある人なら誰でも…

Travel Agency

最近どうにもシャムキャッツに恋してしまったようなのでシャムキャッツの話をします。 名前がかわいいのと、わたしがフジファブリックを好きになったきっかけの人がシャムキャッツいいな〜〜と常日頃から言っていたのでずっと気になっていて、ユーチューブで…

さかなもいない

9月もおわり、それをあらわすみたいに、朝夕がぐんと冷え込んで、今日から10月です。 ああやっぱりわたしは変われないと思った日の夜が、いつかたまらなく恋しくなるんじゃないかなと思って、勝手にわたしはこのままでいようと決めたのです。 自分の気持ちに…

宇宙の日

昔から宇宙と空の話が好きだった。 太陽フレアが地球に届くと言われた日、この街でもう少しオーロラを待ってみてもいいかなと思えた。 今日このブログの記事を読み返して、まあ暗いのですわ とっても暗い。 そういう感情だけで生きてるわけじゃないけれど、…

たとえば

このあいだ夏休みのあいだ、安藤忠雄が設計したアトリエの中庭を見ました。 正方形のタイルがあちこちに敷きつめられたきれいな庭園だったんですけど、近未来的って、あの、よくある建築様式とか美術館の庭園とかの計算された幾何学模様の噴水広場みたいな、…

夏が終わる

わたしの生きている世界には仕方がないことがたくさんあって、勿論誰にでもあって、当たり前のことです。 何かを、仕方がないと割り切ることは悲しいので、でも立ち向かうこともとってもつらくて、立ち向かう勇気をくれるのが君なら、立ち向かうのをやめてし…

水槽の部屋

今週の日記です さかのぼります 7/27 春から放っておいていた髪の毛を切りました。‬‪本当は堀越千史ちゃんみたいな髪型になりたいのに、美容師さんに「うわこいつ可愛い子の写真持ってきやがった」って思われるのを恐れすぎて、そして口下手な結果、とっても…

1987→→→→

まだウォークマンもイヤホンも持ってなかった12歳、親の車にあったスピッツの三日月ロックを持ち出して真夜中、CDプレイヤーを抱いて、二段ベッドの上の段の姉を起こさないように、暑いのに布団をかぶって、ちいさなちいさな音でずっと聴いていた夏、わたし…

最近のこと

最近は、"嬉しい事も悲しい事むかつく事も、全て並列の感情として楽しんで欲しい"、という一文をなんども思い出している。そしてそれはなんて自分勝手なことだと考えながら、今日もぼろぼろ泣くほど悲しいし、虚しいし悔しいし、それでも好きな人と話すこと…

ウキウキ雨季

梅雨らしくなってきました。ぜんぜんウキウキじゃない。

353号線のうた

雨が降ったり降らなかったと思ったらやっぱり降ったり、急に日が照ったり、夏雲は夕立のまえぶれだったり、かさをたくさん失くしてしまったりする6月、体感よりも過ぎる時間の早さで勢いよく夏に引き寄せられているみたいです。 じぶんの外側でくるくる回る…

ぼくらは夜にしか会わなかった

昨日久しぶりに夢を見た 高校のときの友だちが死んだ夢だった。 なんでだか忘れたけど、怪我だったっけか、その子が入院してて、お見舞いに行ってそのままどうしても眠くてベッドの横の椅子でうたたねをしてしまっていた、ふと起きたらもう布団が冷たくなっ…

めんそーれ

5月27日はわたしにとって大事な子の誕生日で、はじめて連絡を取った。今まで16年ほど、会わなければ話さなかった、今年の1月にやっと連絡先を聞いたくらい。それが今までのわたしにとっては良いことだったかもしれないし、それでもわたしたちは変わるから、…