青と白

太陽とともに眠る季節は終わったのかもしれない。今朝、岩手に来てからはお馴染みになった寒くて真っ青な冬の朝の空を白鳥が北へ飛んでいった。今年は変な冬だね。白鳥たち、また来年!

四次元ドラフト会議

昔いっぱい日記を書いていた。もやもやしたこと、うれしかったこと、悲しかったこと、おいしかったもの、好きな人たちのこと。 2年半前、ブログを書いた。字が下手だったんだけど、毎日毎日書いてたら少しは見れたもんになったんだよって。 日記もそういうた…

現は見つつ 夢から覚めず

あっという間に年が明けた。去年は11月頃から全部がちょっとしんどくて時間がびゅんびゅん過ぎた。みずがめ座のみなさん、占い見た?毎晩パーティーを開けと。というのは極論だけれど、夜に心の力がみなぎるそうで、心の力みなぎる夜の過ごし方を少し見直し…

諸人こぞりてってドイツ語っぽい

心の調子がおかしくて、思うように仕事できていない。騙し騙し今週をやり過ごしたけど、職場になんとかたどり着いたと思ったら、ついに動けなくなり2階に登れなかった、のが今日。休みをもらって家に帰り8時間くらいまた眠ると(ものすごい大量の夢を見た。悪…

水面

愛や祈りを形にできる人が素敵で好きだと思った。わたしは最近言葉が出てこない。言葉と感情の代わりに涙がいっぱい出てくるけれど、出るままに任せておけ、と思うようになった。どうせ引くのだ。海のようだ。海ならあたたかくて生まれたところの近くの海だ…

桜の季節過ぎたら

桜ってなんかファンファーレみたいだね。 桜が散りはじめて、花がぶわわ〜と咲いて、うれしくて顔がにやけてしまう!これから来る5月や6月のこと考えてたらうれしくてたまらなくなってきた! 今年も、いや今年はさらにたくさん遊んで楽しいことして友達とい…

伸びる日を待つ

たくさんの人に対して、「会いたいね」が口癖になってしまったここ2年ほど、君の今には今のわたししか会えない、みたいなことを、すっかりすっぽり忘れてしまっていた。勿論立場も職場の事情もあるし、簡単じゃないけど、わたしには会いたい人がいろんなと…

鏡をみつめる

なんだか、もっと素敵な人になれると思った。年に一度くらいはいつもそう思うんだ。もっと前に。もっと後ろに。もっと高く。もっと這いつくばって。そんで、もっともっと素敵な人になる。 大丈夫、大丈夫、いいのいいのってよく言う。子どもは、わたしがよく…

暑い夏

誰にでも好かれたい。みんながわたしに優しくしてほしい。みんなわたしを見てくれよ〜。 こんなことばっかり考えるようになってしまった。政治は最悪、世の中も最悪、苦し過ぎることがたくさんあるが、わたしは蚊帳の外気分でいる。蚊帳の外でいいのか。いい…

オーロラになれなかった人のために

ここに書きたいことがほとんどなくなった。もともと手帳の隅にちまちまと書いていた日記のほかに、何かどうしても残しておきたくて18歳のときに始めてみたブログだった。24歳になっていた。岩手に住み始めて7回目の春だ。 もともと、大人になるのが怖い気持…

ゆ がにがて 

もともと字があまり綺麗ではなくて、黒板にチョークで書く字なんてとてもじゃないけれど褒められたものではなかった。仕事を始めて、下手で恥ずかしいけれど、毎時間授業はあるし、仕方ないから書いた。あれから2年、平日は毎日毎日ずっと黒板に字を書いた。…

華やぐ日

20歳になったら、成人式の日には、何もかもが変わると思っていた。早生まれだから、まだ19歳だったあの日、特に素晴らしい出来事も劇的な気持ちの変化もなかった。ただ秋田の冬には珍しくパカーンと晴れた成人式会場で、「インフルエンザこじらせてて、入院…

Stockholm

12月24日、志村正彦の11回目の命日。今夜は彼のことを祈る。彼の魂はみたいな話とか、そういう祈りはしない。少しの思い出補正とか、フィクションとか、そういうので明るくなれることもあるけれど、なんとなくしたくなくなった。でも、いろいろな祈り方があ…

睡眠の日々、祈らない

あのとき夕暮れ時の川沿いを歩いて猫を追いかける日々を幸せだと決めてしまったせいで最近幸せになれなくなってるの愚かすぎる、灯台の下を麦わら帽子で走り回る幸せがパタリと終わってすごくすごく悲しかったはずなのに学ばないんだね。 あれだけ必要不可欠…

太陽

10月、太陽の光が変わったね。黄色い冬の光になってきた。うれしいなあ。 わたしには、自分でつくり出せる夢とか、祈りとか、人を幸せにできるなんかとか、美しさとか、そういうのがない。ないから、周りからちょっとずつ貰わなきゃいけない。 気の重たくな…

供養

夏です。暑い。いつか出し惜しみした感情のあれこれが、これから先うっかりどこかで出てきたらどうしよう、となんだか怖い気がしている、かなしい人です‬。

ねこ こねる

雨の音がよく聞こえる。最近肌寒い。梅雨だね。昔よく泊まった母方のおばあちゃん家、海がとても近くて、寝るとき波の音が聞こえた。波の音、安心するときとちょっと怖いときがあったね。 最近すごく不安だなあと思うことが多い。不安だ。怖い。生活が変わっ…

初夏2020

晴れているだけでうれしい 自分の機嫌をなかなかコントロールできないのが苦しい春でした。なりたい大人になれるように頑張らないといけない、頑張らなくていいところもきっとある、毎日苦しいね。毎日苦しいけど雨が続いたあとに今日みたいな穏やかな涼しく…

2019年をふりかえる 下半期編

7月6日 久しぶりに富士吉田へ。やっぱり富士山が見えなかった。また行かなくちゃ。上映會、よかった。志村正彦がこんなにも人に愛されていた。うれしいし、やっぱり悔しい。夕方のチャイムが聴けた。うれしかった。 下吉田のもんぶらんという喫茶店、いい喫…

2019年をふりかえる 上半期編

あけましておめでとう。あけおめ。あけて11日ほど経ったけれど、年末に注文した手帳がまだ届かない。注文のタイミングを見誤った。反省します。 仕方がないので2019年の手帳から日記を抜粋して1年を振り返ることにする。 1月5日 八幡宮に初詣。夕方に行った…

オリオンの肩

夕焼けが家に帰る頃に見られるとすごくうれしい、うかうかしていると秋も終わるね。夕焼けも好きだけれど、同時に夜明け前に外にいられることもうれしい、から、つい週末がおわってしまって恋人の家から明け方帰っちゃったりする。そうするとこれから始まる1…

ろうそく

大きな台風が過ぎて空はかーんと晴れてた。道にはたくさん葉っぱが落ちていてみずみずしいにおいがした。風がビューンって耳元をぬけていった。髪が伸びたな。髪の毛を男の子みたいに短くした日を思い出した。あんなに顔も耳も首も出ていてなんだか照れくさ…

ネガの街は続く

梅雨が明けた。わたしが好きだった夏の話をする。 田舎の早朝はいい匂いがする。昼間の暑さが一晩かけて静かに冷たくなっている。実家の畳の匂い、土の匂い、裏口に置いてある生野菜の匂い、どうしても嗅ぎたくて無駄に早起きして、畑仕事から戻ってきたおば…

クロニクル

週末、富士吉田に行ってきた。行かずにいられなかった。志村正彦の没後10年に合わせて発売される未発表映像作品の先行上映會、"路地裏の僕たち"による志村正彦展、が、ふじさんホール(旧 富士五湖センター)で行われた。 月江寺駅に着いたら、2008年の富士五…

最近の話

大学生のときよく聴いてたきのこ帝国が活動休止した、かなしいというより、なんだか、そうか、と思ってフタをしちゃった。19歳の春のこと、20歳の春のこと思い出す、わたしはあの時いつか必ず、必ずと思い続けていた、腹の中が煮えてた、本当はもうよかった…

好きな絵本の話

絵本がだいすきで、いつからだったか毎月好きな絵本を必ず一冊買うことに決めている。今月の絵本、って本屋をぶらぶらするのがたのしい。 たしかいちばん初めに買ったのは、にしまきかやこ作、わたしのワンピース、母の実家にあっただいすきな絵本で、うさぎ…

のはらうた

盛岡を離れた、さよなら、盛岡での4年間があって良かった。 いろいろあったんだけれど、1番うれしくて幸せだったことは大好きな友達ができたことだった。友達はかっこよくて、眩しくて、なんかだらしないときもあるんだけど行動のひとつひとつに理由があるよ…

カレンダーをめくったら

今のわたしは、祈りが呪いに変わらないか、悲しみが怒りに変わらないか、強さはだれかを攻撃をしてしまわないか、無関心は人を殺さないかがいつも怖い。 わたしは誰かのために生きたい、君のため、誰か不特定多数の君のために生きたい、それはあの子でもある…

インディゴ・ブルー

卒業前、最後の実習で小学校に来ている。毎朝寒いなあと思いながら出勤すると既に登校している子どもたちがカラフルな防寒着、カラフルな声で雪の上をころころ転げ回っていて、寒くてこわばっていた口がゆるむのを感じる。 大寒も過ぎた。今は1年で1番寒い時…

Life is Party

せっかくだからとかいう言葉があんまり好きじゃない。イベント事とかもなんかこう、上手に乗り切れない。乗りたいわけでも反抗的にいたいわけでもないのだけれども。 最近まで気づかなかったけれど、わたしは自分の機嫌に対してかなり頑固だ。他はわりとどう…